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連続up、Ayanaです。
今度は短編の「生涯の友」をお送りします*

…実は、長編が六話まで進まないと、
これ以上 短編がup出来ない事態になっておりました。^^;
ネタバレになってしまうので…

満を持して、短編部門復活です!
それでは、どうぞごゆっくりv















ある日の昼休み、チャイムと同時に放送がかかった。













『2年C組モデルチーフ、屋上まで。繰り返します…』













言うまでもない…桃香の事だ。













「…屋上…?」













場所に疑問を持ちながら彼女が屋上にのぼると、そこにはヨーウェと端夜帝がいた。






…どうやら、彼女を呼び出したのは端夜帝の様だ。












「どうしたの、こんな所で」






「桃香!後はよろしく!!」







「な、何?」











聞けば、ヨーウェは何やら壁に当たっているらしい。



端夜帝以上のヨーウェの相談相手といえば、彼女には桃香しか浮かばなかった、という事だ。











頼んだよ!と言われて少し考えてから、


桃香は手すりに手をかけて外を眺めているヨーウェに声をかけた。













「…モデルの事?」














その一言で、ヨーウェはパッと振り向いた。



…図星か、と思いながら桃香は続ける。












「何かあった?」








「…俺、モデルやっててもいいのかな?」








「…。」












無言で先を促す桃香を見ながら、ヨーウェは続ける。













「何か自信無くってさ。

桃香もだけど、皆は声優とかもやってるし」







「…私や皆と、ヨーウェを比べる必要があるの?」





「…?」













聞き返すように振り返るヨーウェをしっかり見つめ返し、桃香は言った。





端夜帝も黙って聞いている。













「皆には皆の良い所があるの。もちろんヨーウェにも…だから。」













…彼女はもういつもの笑顔に戻っている。




その表情は、ヨーウェの悩みも何もかも、全てを吹き飛ばしてくれそうだった。













「無理に他の事やろうとしなくていいの。

ヨーウェにしか出来ない事だって、沢山あると思うわ」













-fin*
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