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短編ばっかりupしてて申し訳ありません。
まとまった時間が・・・なんて言い訳はなしにして。

やっとのことで第二話です。
今回のタイトルの「delicato」は、優美な、繊細な という意味をもっています。
デリケートって聞いたことあるかもしれませんが、音楽用語なんですよ^^

話変わりますが、拍手、コメントなどで、感想ありがとうございます!
お返事出来てませんが、全部ちゃんと見てます。
短編を書き終わってしまった方々も、(もしよければですが)
長編や他の短編で出てくるかもしれませんので、
これからも見にきてくれると嬉しいです*

そのままだと短編と長編がまざっているので、長編を見るときは
右横のカテゴリーから「最高の旋律」をクリックしていただけると
長編だけまとまるので、読みやすいかと思います。

それではどうぞ♪













次の日の朝、アクアが歩いて学校に向かっていると、後ろから何者かが爆走してきた。










「よっ、アクア!」






「あ、ヨーウェ。おはよう! 
 ・・・あれ、朝は2人とは別々なの?」






「架絽は一緒だぜ? …あ、置いてきた(汗」
















やばい、とでも言うようにヨーウェが呟くと、後ろから架絽が追いついてきた。















「待てって言ったのに…世界中の人、君みたいに足速くないんだから」






「ごめんごめん」






「ねぇ、桃香は?」















再びアクアが聞くと、今度は架絽が答えた。

















「桃香は家が遠いからね。いつも車だよ」





「そうだ、桃香といえば昨日の! 今教えてやるよ♪」













突然ヨーウェが言い、2人で昨日の話(アイドルとか何とか)をしてくれた。




















簡単にまとめると。



桃香は(基本的に)性格が良い上、勉強もそこそこ。加えて家はお金持ち。

…最後はどうでも良いような情報だが、そのおかげか

先輩後輩同級生問わず、人気があるらしい。




学校の他に仕事もしているのだが、それは聞けば分かるということだ。






















「…まぁ、こんな感じ。 ホント、こんな奴いるんだなぁって思ったぜ」






「去年のホワイトデーなんか、桃香はほとんどチョコあげてないのに
 お返しがかなり来てたよね」














2人が話し終えると、アクアは相当驚いたようだった。












「す、すごい人なんだ…」







「うん。…あ、言ってる間に着いたね」















架絽に言われて前を向くと、そこには校門があった。




















































3人が教室に行くと、桃香が出迎えて言った。










「おはよ^^ 早速だけど、今日は はじめから第3音楽室だって」






「よっ、桃香。 って…今日何かあった?」







「時間かかるらしいわよ。テストだと思うけど」













ヨーウェが聞いて、桃香が答える。




…ということで、4人はそのまま 第3音楽室へと向かった。















この学校は、普通科と音楽科で校舎がわかれている。



音楽科側の校舎には、当然のように音楽室がたくさんあり、

その奥には練習室までついているのだ。







































音楽室の中に入ると、すでに数人の生徒がイスにすわっていた。





4人がまとまって席につくと、2人組の女子が近づいてくるのが見えた。














「ちわーッス、ヨーウェに架絽、桃香! …と、えーっと」




「アクアさんですよ、雫さん」




「そうそう、アクアもおはよう!」




「お、おはよ…」















突然話し出す テンション高めの女の子と、丁寧に話す女の子。




見慣れないギャップに動揺しながらも、アクアはなんとか挨拶を返す。




それを見て苦笑しながら、架絽が言った。












「相変わらずだね、雫に蛍。…ところで、どうしたの?」





「そうそう、今日テストだってさ!」




「テーマは弦楽器、だそうですよ」






「3人は専攻楽器に弦入ってるから良いよねー。
 なんてったってスペシャリストだし?」














片方はあまり積極的に話さないにもかかわらず、もう一方が話し続けるという

(一見すれば良く分からない)展開に ヨーウェが応答し、

(間に雫の仕返しをはさみ)架絽が続ける。













「…そっか、お前等は専攻に弦入ってないのか。
 で、助けてくれってか?」




「んな訳ないでしょ!誰がヨーウェなんかにっ」




「ってぇ! 何すんだよお前、人がせっかく!」











「…まぁ あの人たちは置いておいて、僕は桃香のハープが聞けそうだから嬉しいな」





「ハープ?…そういえば珍しいよね」














アクアが言うと、桃香は笑って答える。













「ちょっと良くない?(笑
 でもその代わり、管楽器が無くなっちゃったんだけどね」













桃香の専攻楽器は、昔はハープでは無く トロンボーンだったらしい。


が、今はハープが一番得意。 ついでに、学園唯一のハープ奏者。














「桃香さんのハープは 天下一品ですよv」





「一回目って、転校生はやらなくていいんだ。ごゆっくり」





「ちょ、待てよ架絽っ。蛍じゃなくて、俺と桃香と架絽、3人でスペシャリストだろ!?」






「なに、ヨーウェ抜かされたの?じゃあ代わりにあたしが入ってあげる」





「雫、お前は弦出来ないだろ!」





「あはは!まぁアクア、一緒に聞いてようよ♪
 ヨーウェは知らないけど、架絽と桃香はホントに上手いよ!」





「え、あ、うん」





「おいっ何だよそれ!」





「はいはい、良いから行くよ」














そろそろ終止符がつかなくなってきたのを察してか、架絽がヨーウェと雫を止めに入る。




それに乗じて、桃香が楽器を用意しはじめた。




ステージに乗った楽器は、

ヨーウェがチェロ、桃香がもちろんハープ、架絽がピアノ。













「…アンサンブルで良いのかしら」




「勿論。…お、桃香。準備出来そうか?」




「あ、先生…だいじょうぶです」




「じゃ、最初にその実力見せてやれ。良いだろ?」













突然その場に現れた先生…将晴(マサハル)が言い、他の生徒を席につかせる。




同時にヨーウェ、架絽、桃香がステージに登っていく。





















それを見ながら、アクアは心の中で思った。































…さぁ、まずはお手並みはいけーん、っと。





















-Next*







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