×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
これからお届けしますのは、桜散る夜 です。
何とも季節はずれのupですが、スルーお願いします。^^;
実際に桃香(☆★peach☆★)がリウ゛でお付き合いさせて頂いている、氷神さまをお借りしましたv
設定としては、まだ付き合う前になるのですが、
誰かこの後(つまり恋愛風味じゃなくて恋愛の小説)を
書いてくれないかなぁ、なんて密かに思ってます。笑
常月さま、そして氷神さま。
ありがとうございました!
そして、今後ともどうぞよろしくお願いしますね*
それでは、私信はこのくらいにして。
どうぞご覧ください!
ある日の夜の学校。
桃香は1人で外を眺めていた。
…ふと、物音がして振り返る。
「………氷神くん?どうしたの?」
予想外の人物が現れたことで、動揺する感情を何とか押さえ込み、桃香が問う。
「お前こそどうしたんだよ」
「…今日は、お仕事お休みだから…」
「…そうか」
お互い何やら思うものがあるのか、多少の沈黙があたりを支配する。
先に痺れを切らせたのは氷神の方だった。
「…少し俺も邪魔していいか?」
「え…」
「………」
「そ、そういう意味じゃなくて!
…珍しいわね。」
「何言ってんだ、俺の特等席取っといて。」
「え、そうなの?
ごめんなさい」
「別に…失礼。」
桃香の隣に、氷神が並んだ。
それをちらりと見てから彼女は腕を伸ばし、
薄桃色の光沢の欠片を手に落とす。
「…いいのかよ」
「何が?」
「学園のトップアイドルがこんな夜に、俺なんかと一緒にいて」
「あら、私そんなに大層な人間じゃないわよ?
…それ、に」
「………」
氷神は無言で続きを促す。
と、彼女は恥ずかしいのか、窓の外に視線を戻した。
「…私だって、普通に人と会いたい時だってあるわ。」
「…!」
驚きの表情を見せる氷神。
すると桃香は再び振り向き、ふわりと笑ってこう言った。
「…来てくれると思ってた…それじゃ、理由にならないかしら?」
「…いや…」
応答しながら、氷神は自分の顔が火照っているのに気づいていた。
桜は次々と舞い降りる。
輝く満月に、また一枚、飛んだ花びらが重なった。
-fin*
PR
この記事にコメントする